サラリーマンK副業のつぶやき

サラリーマンKが副業で挽回しているフランチャイズ事業の話

ファイル26 「大切な人のために今日できること」「人生は四季を巡る」

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好きな言葉です。

「大切な人のために今日できること」

今日という日は二度ときません。

死ねば、再びこの世に生まれることはありません。

だから大切な人を喜ばせるために、

少しの時間も無駄にしちゃいけないんです。

 

 

「人生は四季を巡る」

もうすぐこの世を去るというのに、

こんなにおだやかな気持ちでいられるのは、

春夏秋冬、四季の移り変わりのことを考えていたからです。

 

春に種をまいて、夏に苗を植え、

秋に刈り取り、冬が来れば貯蔵する。

春と夏に頑張った分、

秋がくると農民は酒をつくって、

なんなら甘酒なんかもつくって、

収穫を祝い、どの村でも歓喜の声があふれます。

 

収穫期がやってきて、

きつい仕事がようやく終わった。

そんなときに、悲しむ人なんていないでしょう。

 

私は三〇歳で人生を終えようとしています。

いまだ、なにひとつできたことはありません。

このまま死ぬのは惜しいです。

がんばって働いたけれど、

なにも花をさかせず、実をつけなかった。

 

ですが、

わたし自身のことを考えれば、

やっぱり実りを迎える時期がきたと思うんです。

 

農業は一年で一回りしますが、

人の寿命というものは決まっていません。

その人にふさわしい春夏秋冬みたいなものが、

あるような気がするんです。

百歳で死ぬ人は百歳なりの四季が、

三〇歳で死ぬ人は三〇歳なりの四季があるということ。

つまり、

三〇歳を短すぎるというなら、

夏の蝉と比べて、ご神木は寿命が長すぎる

というのと似たようなものじゃないかと思います。

 

私は三〇歳で、四季を終えました。

私の実りが熟れた実なのか、

モミガラなのかはわかりません。

ですがもしあなたたちの中に、

私のささやかな志を受け継いでやろう

という気概のある方がいたら、

これほどうれしいことはありません。

いつか皆で収穫を祝いましょう。

 

その光景を見ながら、私はもう行くことにします。//